2009年9月24日木曜日

LANとWAN議論は、もう止めよう

システムの分野で凄く進歩した技術の一つにネットワークがある。

実は、このネットワークの進化ってのが、企業アプリケーションには、非常に重要なポイントであり、速くなったことは、非常にうれしい。

因みに、当社は、小型専門店は、10MのADSL、ハンズ業態、本社などは、100Mのワイドイーサである。100Mは、贅沢なのでは?と思う方もおられるだろう。(その議論は、後回しにしておく)

SIerさんの中にも、このネットワークが太くなったということを実感として感じていない方が多い。

言葉の中に、「拠点内(LAN内)は、いいとしても、WAN越しでは、メタフレームを入れないと、、、」とか、でてくる技術者の方は、私は、なんで? といつも聞いている。

WAN越しは、メタフレームが常識と考えている人が多いのだ。

私の理屈は、こうだ。

その1990年代、LANは、10Mだった。WANは、INS64とかで、64kとかだった。この時代は、LAN/WAN議論というのは、正しいと思う。
しかし、当社の場合、理論値としては、当社のWANが昔のLANよりも速いのだ。

昔、LAN内で、メタフレームなど使っていただろうか? ネットワークが遅いと感じだだろうか? その頃から、ビジネスボリュームは、100倍以上になったのだろうか?

私は、メタフレームが嫌いなわけではない。余分な投資はしたくないだけだ。

結果として、メタフレームなしで導入したが、なんら、問題ない。
因みに、当件は、私の意見に賛同してくれるSEさんよりも、反対するSEさんのほうが多かった。(色々な会社のSEさんに意見を伺ったのだが)

確かに、ネットワークの太さというのは、色々なシステムで共通に使っているので、なかなか確信をもって、XXXなら大丈夫とか、言いにくいのは理解できる。

でも、LANとWANの違いを語る時代ではないと思う。

昔は、WANを10Mにするなど、不可能だったのだ(専用線などは、除く)。
でも、今はできる。
ってことは、
基本通りに、ネットワーク設計の時に、「ボトルネックがないように設計する」わけだ。そこに、LANやWANの概念は、既にない。最適なネットワークとして設計をする。

だから、「LANはいいけど、WANごしは厳しいでしょねー」とか、言われると、がっかりするのである。