2010年3月27日土曜日

企業が変革するときには、組織を一時的に不安定にするのが定石

企業が大きく変革(改善ではなく、改革)するときには、一時的に、組織を不安定にするというやり方があります。

これは、どういうことかというと、「過去の成功体験を引きずる」のは、人間だからしょうがないのです。寧ろ、引きずらない人のほうが特異なわけです。

いくら「過去の成功体験は捨てて、改革を推進しよう!」と声を張り上げても、なかなか、人間の心というのは動きません。

そこで、一つのやりかたとして、組織を不安定にし、従業員が「あ、これ、マジでヤバイな」と心から思う瞬間というのをつくるというわけです。
そして、「これは、会社は、マジだ。もう、悠長なことを言ってられない」と本気で思うのです。

まあ、やり方があると書きましたが、MBAとか経営の本にそんな事が書いてあるわけでなく、実際に経営改革を実行された方が言っていた話です。

経営の3つの要素、
1 会社のディレクションを示す
2 最適な投資配分をする
3 人を動かす
このなかで、3を遂行するのは、非常に難しく、企業風土、組織、タイミングなど、複数要素が複雑にからみあうなかでの断行だと思います。



情熱はすべてを凌駕する。情熱をもって、ガンガン行きましょう。