2009年12月30日水曜日

もう、プロファイルによるマーケティングセグメントは意味がないのでは

常識になっているマーケティング手法は、色々あるが、代表的なものに年齢、住所、性別などプロファイル分析がある。

コンビニをはじめとする多くの小売業で、POSレジを入力するときに、年齢や性別を入力したり、会員カード登録時に入力させたりする。

総合小売業(専門店じゃなくて)において、このデータというのは、どこまで役になっているのか?私も色んな企業のセグメンテーションデータを見てきたが、全体感というのは掴める程度であるということだ。

プロファイルによる分析ななくて、顧客ごとの購買行動の実績のみに注力し、ダイナミックセグメンテーションをしていくことのみが有益であると思う。

そして、何しろ、クネクネと分析をしている時間があるなら、「はやく実行する」ということのほうが、確度を上げられるのではないかということだ。何度も何度も、はやくやる。
こういうと、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる的になり、コンサルタントからは、一番ダメだしをくらうパターンでもあるが、それは、違う。

もう、のんびりと考えている時間はないのだ。消費者の趣向もどんどん、変わっていくのだ。考えた時点では、正解でも実行段階になると風化している。

プランニングは重要であることには変りないが、プランニングにどれだけ時間をかけて確度を上げるより、はやくやり、修正をしていったほうが、成功の確度はあがるというものだ。

「スピード」こそが仕事の品質をあげる一番、わかりやすく、確実な方法であるのだ。