2011年4月19日火曜日

出陣式とは、kick off meetingということなんだけども

そう、出陣式の話を書こうと思ったんだった。

出陣式とは、キックオフミーティングのようなもの。今日の出陣式は、梅田店とあべのキューズモール店との合同だったんだけど。
そうね、ザッポスの社風にちかい、面白いものだった。催し物盛りだくさんで。

そんな中、しみじみと思ったのが。我々、小売業で、接客をしているが、お客様ごとには、その商品を購入し、そのあとにドラマがあるということだ。

ある外部の方から、ハンズでクラフト系の商品を購入し、自分で手作りをし、そして、彼女へのプレゼントとした、という内容の話があった。

なぜ、その商品を買ったのか。その方は、

・ハンズの従業員が、これがいいですよ!と心の底から言っていたからだ。

とのこと。そう、この方は、ハンズの従業員の心の底からの言葉から、商品の購入の決断をしたのだ。そして、その後には、ストーリーがある。

我々は、日々、営業していると、このあたりを忘れがちだ。我々は日々、多くのお客様と接しているが、お客様にとっては、ハンズは一期一会に近い。ハンズは、近いから行くというようなスーパーマーケット業態のような業態ではなく、また、来店頻度が高い業態でもない。

そうすると、ほんとに、多くの場合、お客様とは、一期一会のような関係性になる。今は、商品があふれている時代。なぜ、ハンズで買うのか、ということは、商品の品揃えだけではなく、ハンズで買い物をするという全てのストーリーが好きで、お客様は購買されるのだ。

だから、量販のような小売業ではなく、サービス業のようなお店にならなくては、と思う。量販の世界は、価格競争、ネットでの購買にシフトしていくだろう。

でも、消耗品はそうかもしれないが、ハンズの商材は、違う性質であると思う。

さあ、楽しみじゃないですか。次世代の小売業をつくっていけるなんて。