2011年2月12日土曜日

2月9日の日経MJの一面で、店舗型ECと倉庫型ECの記事。

この記事は、ネットスーパーのことなんだけども。
消費者としては、ネットスーパーは、本当に便利でなくなってほしくない。
ただ、事業者としては、、そもそも食品SMの粗利率(これは、荒利益←食品系小売業は、あらりは、この漢字をつかうことが多い。因みに、百貨店系は、差益率といったりする)で、宅配というのは、つらいだろうなーと思う。
つらいってのは、利益のことだ。

仮に、Aスーパーマーケットの利益構造が、粗利25%、営業利益5%としよう。
だとすると、
客単価が5000円としよう。営業利益率が5%の場合は、250円が利益になっている。
顧客別の物流費用(店舗からピッキング、顧客への配送、システム費用、手数料等)が、1顧客あたり、250円以内でおさまるだろうか。

本屋で並んでいる、ECの本(個人の人がECをはじめようってのを目的とした本)は、粗利率が50%を超えない場合は、ECなんてやってはダメと書いてある。

既存の小売業でSPA業態をのぞくと、粗利率が50%を超えるというのは、ない。
というくらい難しい。

今は、競合のスーパーもやっているから、うちもやらねば、みたいなノリでやっている企業も多いかと思うが、是非、利益をしっかりだすように業務改革をすすめてほしい。

低粗利で、ECに挑戦している企業。応援したい。