2010年7月21日水曜日

業績の見通し作成の時、数値に宿る魂というのはあると思う。

例えば、期中に、業績の見通しなどをシミュレーションする時があります。

その時、少しの違いなのですが、大きく違うと思っていることがあります。
例えば、
・営業利益は、予算達成を目標にしよう
ということを前提に、売上予測だとか、販管費の調整などをし、数字をつくります。
シミュレーションをするわけなんですが、当然、予算達成というのは簡単ではありません。

で、
・予算達成をほんの少し足りない。
という数字をつくる人がいます。

例えば、10億の売上、9847万円の営業利益が予算だとすると
9834万円の営業利益の見通しになるという数字をつくるということです。あと13万で予算達成なわけですが、まあ、ほぼ、予算と同額なのでいいのではないか、ということです。


私なら、絶対に、1円でも良いので、予算達成の数字にこだわります。

それは、

見通し作成の時に、「まあまあ、予算と近似値であればいいか」という志では、予算は達成できないと思うのです。
数学的には、予算値をほんの少し超えているか、いないかというのは、五十歩百歩なんです。

でも、そこに、私は、霊が宿るのだと思います。

何がなんでも、予算を達成しようと思っていたら、予算と近似値であればよいという数値はつくらない、と思うのです。

経営者は、赤字と黒字というのは、天と地の差があると認識しています。
また、予算に関しては、公開企業であると、上方修正、下方修正で株価もかわるわけで、予算への執着というのは、もの凄いものがあるのです。

売上は、市況もありますが、営業利益は、コントローラブルな数値なので、何がなんでも黒字や予算達成をしようと思えば、大抵はできると思うのです。

と、いう気合をもって、営業利益の予算達成は、必須・断行する所存です。