2010年10月10日日曜日

カルロス・ゴーンの言葉「実行こそがすべて」はいい言葉だなぁ

最近、iPhoneアプリで、名言が詰まっているアプリがあるんですけど、共感する言葉をツイートしています。
いくつか、ぐっとくる言葉はありますが、その中の一つを紹介。カルロス・ゴーンさんです。

実行こそがすべて。 これが私の持論である。 アイディアは課題克服の5パーセントに すぎない。 アイディアの良し悪しは、どのように実行するかによって決まると言っても 過言ではない。 

というものです。
昔、ビジネスモデル特許とか、ビジネススキームとか、そういうカタカナ言葉が流行った時は、なんだか、「ビジネスのアイデアや企画」を考案する人が偉い。みたいな風潮がありました。バブル時代には、学生も「企画」の仕事に矢鱈就きたかった時代がありました。

でも、実際は、「ウマく、実行する」ことが一番、難儀。

私は、ソニーのVAIOのファンでした。最初に、VAIOをみたときは、なんて、カッコ良いのだろう。と感動しました。
で、次々と新作がでるたびに買っていましたが、だんだんと不満になってきました。
新作がでるとWEB上でプロデューサー?のインタビュー記事なんであるんですけど、だいたい、
・「ゼロベースで考えました」「今までのVAIOとまったく違うデザインにしなくてはいけなかったんです」・・・
なんて、言葉が並んでいるものの、私は、
・いったい、何が、そんなに、イノベーションなのよ?
と思っていました。ちょっと、キーボードの配列とか、色が違うだけじゃんよと。
企画案は、「今までにない、バイオを創ろう」なんでしょうけど、それは、消費者が、「うわー、これは、今までのVAIOと違うわい!」と思わないと意味がないわけで。

だから、「今までにない商品」を本当に創れる人はスゲーなと思うんです。
よくわかります。最初は、本当に今までにないVAIOを創ろうと意気込んでいるものの、社内の製造部門、マーケティング部門、セールス部門、色んなところから、「今までにない商品」を創ろうとすると、色んな理由をつけて、「そりゃ、無理だ。とアドバイス」をうけ、で、結果として、今までと同じような商品になってしまう。

だから、サラリーマンにとって「今までにないコトを実行する力」のが一番、難儀な仕事であると思うんです。